2025年10月17日 09:58

川崎港コンテナターミナル(川崎港CT)は、9月25日に「CNP認証(コンテナターミナル)」を取得し、10月9日に国土交通省関東地方整備局(横浜市)にて認証書の交付を受けた。
「CNP認証」は、港湾のターミナルにおける温室効果ガス排出削減等、環境配慮の取組を国が客観的に評価する制度。川崎港CTは市と指定管理者、ターミナルオペレーターの三者が協力して取組を進めることにより、全国で2番目に高い「レベル4+」の評価(関東では唯一)を受けた。
川崎市、指定管理者(横浜川崎国際港湾・川崎臨港倉庫埠頭共同事業体)、ターミナルオペレーター(東洋埠頭)の三者が連携し、以下のような取組を実施し、評価を受けている。港湾脱炭素化推進計画の作成:2023年9月策定(川崎市)、インバータ制御方式のガントリークレーンの導入:導入率100%(川崎市)、低・脱炭素型トランスファークレーンの導入:導入率89%(東洋埠頭)、LED照明の導入:導入率47.03%(川崎市)、環境配慮型船舶への入港インセンティブの導入:LNG燃料船等へのインセンティブ導入済み(川崎市)、ゲート前渋滞・ヤード滞留対策の実施:早朝ゲートオープン等(川崎市)、その他脱炭素に向けた取組:脱炭素化された電力の導入(横浜川崎国際港湾・川崎臨港倉庫埠頭共同事業体)。
今後も、脱炭素化を重視する荷主・船会社等の企業から選ばれる港を目指し、更なる環境対策を推進していく。