LeaguEが運営するクラウドファンディング専門メディア・CF NEWSは、9月に自社メディア内で紹介したクラウドファンディングプロジェクトの分析レポートを発表した。

調査によると、プロジェクト件数が多いジャンルはガジェット系、美容・ファッション系、平均支援総額が高いジャンルも、ガジェット系、美容・ファッション系だった。市場は依然としてガジェットを中心とした効率化と未来感を提供する製品が主流である一方、実用面とデザイン性を兼ね備えたライフスタイル系プロダクトの供給も安定していることがわかる。

AI搭載の電子ノート「AINOTE 2」は1億2000万円超の支援を集めて話題となった。音声文字起こしや翻訳機能まで備えたこのデバイスは、「仕事の生産性を新たな次元へ」引き上げる革新的ツールとして注目されている。また次世代ヒートウェア「ウルトラWヒートエア」は、重ね着せずとも暖を取れる利便性が評価され、約2700万円もの応援購入と1700人超のサポーターを獲得した。

9月のクラウドファンディング市場は、革新駆動型（技術軸）、共感・参加駆動型（感情軸）が特徴となった。クラウドファンディング市場は、今後も成長が予測される中で、サステナビリティと倫理観の重視、Web3.0技術との融合と所有権の変化、体験経済の深化とリターンの質の向上が鍵になると考えられている。