2025年10月10日 09:55

ugo(ユーゴー)は、パナソニック エレクトリックワークス社と共創し、サービスロボットの運用効率を高める技術の検証を9月より開始した。

パナソニックとugoは、2023年度に実施したアクセラレータープログラム「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」において、「業務DXロボットugoと設備システム連携による建物DXの実現」に取り組んで以来、建物におけるロボットの利活用と導入課題について検討を進めてきた。現在、建物内で自走式のサービスロボットの導入が進んでいる。その一方、フロア内のロボットの位置情報はロボット自身が管理しているため、ロボットを人手でフロア移動させたり、トラブル等によりロボットが現在位置を見失ってしまった際は、所定の初期位置から稼働開始させる作業が必要になっていた。また、複数のロボット同士や、位置情報を使ったサービスとの連携にあたり、建物のフロアマップを共有する仕組みの構築も求められている。

これらの課題解決に向けた第一歩として、今回、両社で照明器具とロボットの連携に取り組む。具体的には、天井に設置されたビーコン付き照明設備の情報を用いて、フロア内のロボット稼働エリアの95%以上でロボット単独での稼働再開を目指す。さらに、建物内のエリアと照明設備を紐づけた管理により、ヒト・モノ・ロボットの効率的な配置と運用の可能性を検討する。パナソニックとugoは、本オフィス検証を通じて、サービスロボットの運用効率を高め、スマートビルのさらなる価値向上の実現を目指す。

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