2025年09月25日 19:01

コープこうべは、地元・兵庫の企業と協力し、規格外のバナナを使用した食品ロス削減に寄与する新商品「もったいナイスなミルキーあいすバナナ」を開発した。
日本で販売されているバナナは、青いバナナを通常1房ずつ袋詰めしてから輸入し、国内で追熟加工している。大手メーカー数社のバナナの追熟加工をする日本アクセスの事業会社であるアクセスフレッシュ加工では、追熟後、袋の中に傷んでいるバナナが1本でもあると、やむを得ず袋ごと規格外として廃棄する。
日本アクセスは、まだおいしく食べられるバナナを流通過程で規格外として廃棄してしまうのは「もったいない!」と、活用方法についてコープこうべに相談。コープこうべもこの食品ロスの問題に協力することを決め、規格外バナナを活用した「CO・OP NEXT100」商品の開発がスタートした。「CO・OP NEXT 100商品」は、規格外原材料の有効利用、地域活性化、工場の稼働促進など、地域の課題を解決するために、コープこうべと生産者、取引先が協働で組合員とともに開発をすすめる商品。規格外の中から、選別したおいしく食べられるバナナをピューレに加工し、デザートプランでアイスを製造する。
バナナ本来の風味と自然な甘み、ミルク感がおいしいアイスの試作品が完成。試作品を味わったわいわい会議のメンバーからも「おいしい!」「バナナの香りが良く、ミルク感もちょうど良い」と大好評を得て、9月のデビューが決まった。
「もったいナイスなミルキーあいすバナナ」は198円(税抜)。