サンステラは、3Dプリンターフィラメントの乾燥とアニーリングを一台で可能にする高性能乾燥機「SUNLU FilaDryer E2」を、9月24日に発売・出荷開始する。

3Dプリンター用フィラメント（特にPA／ナイロン、PC等のエンプラ）は湿度に敏感であり、吸湿状態では成形不良や造形品の機械特性低下を招くことがある。従来の乾燥機では温度上限（60～80℃ 程度）の制約や乾燥時間・容量の制限、さらにはアニーリングを別機器で行わねばならない煩雑さといった課題が存在していた。

こうした課題を解決するため、SUNLU社は、乾燥・アニーリング機能を融合させ、かつ高温で安定制御可能な乾燥機の開発に取り組み、このたび「Fila Dryer E2」を発表。PSE認証をサンステラが独自で取得する等の取り組みを進め、日本での販売を開始することが出来た。

本製品は一般的な乾燥機とは異なり、乾燥（湿気除去）とアニーリング（熱処理）を1台で行うことが可能。最大110℃ 対応多くの乾燥機が上限温度を60～80℃とする中、E2 は最大110℃まで加熱制御可能。恒温機よりもコストパフォーマンスに優れ、スーパーエンプラや高耐温性材質も強力に乾燥できる。内部設計により、1kgスプール2巻、または3kg巻1本を同時に収納・乾燥可能。効率的な運用を実現。また、内部温度が高温でも外装温度上昇を抑制する二重構造を採用。周囲への熱干渉や安全性にも配慮した。

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