2025年09月19日 12:25

日本M&Aセンターと、ブリングアウトは、M&A業務全体における対話を起点に、生成AIを活用してより高次元なコンサルティングの提供を支援する「Bring Out for M&A(β版)」を開発し、運用を開始した。

日本M&Aセンターは、M&A仲介業のリーディングカンパニーとして、創業以来累計1万件を超えるM&A支援実績を有している。ブリングアウトは、AIを活用した対話データ解析サービスを提供している。

日本では、後継者不在による事業承継や成長戦略実現を目的としたM&Aの需要が急増している。一方で、従前のM&A業務は人手に大きく依存しており、成約件数の拡大と品質の両立には限界もある。こうした課題を背景に、両社は「断片的なAI活用」ではなく「業務全体の構造変革を支えるAI支援」の実現に向けて、「Bring Out for M&A(β版)」の開発に着手した。

「Bring Out for M&A(β版)」は、譲渡企業・譲受け候補企業へのインタビューや企業概要書提案(譲受け候補企業に対する譲渡企業の紹介)、キックオフミーティング(M&A成約に向け論点を整理する社内会議)など、M&A業務全体における対話を起点に、生成AIを活用してより高次元なコンサルティングの提供を支援するソリューションだ。今後は譲受け企業の戦略と譲渡企業の特徴を掛け合わせた「提案資料の自動作成」や「シナジー仮説の提示支援」など、さらに高次元なコンサルティングを提供するための機能拡張も予定している。

日本M&Aセンター