2025年09月08日 09:05

有斐斎弘道館は、10月1日~15日まで、「京菓子展2025―小堀遠州と松花堂昭乗」を開催する。
2013年から始まった京菓子展。全国から600を超える作品がよせられ、その中から選りすぐりの44作品を、2会場(有斐斎弘道館、旧三井家下鴨別邸)にて展示する。どちらの会場でも、選ばれた新進気鋭の職人・作家の京菓子作品を抹茶とともに楽しんでもらう。
有斐斎弘道館では、2015年より「琳派」「若冲と蕪村」「百⼈⼀⾸」「源⽒物語」「万葉集」「禅ZEN」「徒然草」「枕草子」とテーマを変えて公募による京菓子展を開催してきた。朝廷⽂化である有職や茶道⽂化と密接に関連し発展してきた、世界でも稀にみる芸術的な⾷べ物「京菓⼦」を通して、⽇本⽂化の魅⼒を伝える試み。菓子は、菓子にこめられた「ものがたり」をよみとくことで完成する藝術となる。
京菓子展は、広く一般の人々がデザインした菓子を、プロの職人が実際の菓子にして展示する「京菓子デザイン部門」と、実際に菓子を自身で作る人による「茶席菓子実作部門」の優秀作品を、展示。京菓子を目で楽しみ、作品「銘」を耳で楽しみ、最後は実際に味わって楽しんでもらえる、日本でここにしかない趣向の展覧会となる。
「京菓子展2025-小堀遠州と松花堂昭乗」の開催期間は10⽉1⽇〜15⽇。開催場所は、本会場の有斐斎弘道館、特別会場の旧三井家下鴨別邸。※料金は会場により異なる。