エー・オー・シー（AOC）は、地域の未来を担う人材育成の一環として、大学生が主体となって運営するカフェプロジェクトを始動する。まずは、9月13日のグランドオープンに先立ち、9月12日に金沢市にて報道関係者様向けのプレオープンを実施する。

石川県では近年、若者の県外流出が進み、起業や専門人材の不足が課題として顕在化。AOCは、「人をただ派遣するのではなく育てる企業」として、地元に根ざす若者の挑戦を支援し、地域経済の活性化と人材の定着を目指している。

プロジェクトに参加したのは、石川県内の大学に通う8人の学生たち。星稜大学の村上教授も指導役として伴走し、学生一人ひとりの挑戦を支えている。彼らは企画立案から運営準備、実際のサービス提供までを自分たちの手で進め、ゼロから形をつくる貴重な体験を積んでいる。

カフェ「en.（エン）」は、そんな学生たちがこれまで学んできた知識や経験を実践として活かす場であり、同時に、学生同士が自然に交流し、つながり合える空間を目指して誕生した。店舗内では、学生の個性や想いが込められた作品の展示も行い、それぞれの表現が訪れる人々の心に響くような場づくりを大切にしている。訪れるすべての人にとって、そして関わる学生にとっても、「新たな出会いや気づきが生まれる場所」となることを期待する。