2025年09月08日 09:03

明和観光商社は、「竹神社満月参り・月の市」を試験的に開催。本企画は、持続可能な神社運営のモデルづくりを目的に、夜間開催の実現性や地域住民との共生を検証するもので、参拝とあわせてキッチンカーや子ども向け屋台を楽しめる新たな取り組みとなる。
氏子の減少や自治会など地域コミュニティのつながりの希薄化により、多くの神社で運営が難しくなっている。竹神社(三重県多気郡明和町斎宮2757-2)も、2020年までは社務所が開かれず、訪れる人も少ない状態が続いていた。
2022年からは、持続可能な神社運営に向けて、観光をきっかけに竹神社の活性化を進め、氏子や地域住民とともに御朱印の企画や鎮守の森の活用など、日々の取り組みを重ねている。令和3年1月より始めた「満月参り」は、今年で5年目となる。毎月、満月の日限定で異なる御朱印を頒布してきたことから、近隣の人々はもちろん、土日に重なる際には県外からも多くの人が来訪するようになった。
地域活性化の観点から見ると、神社そのものだけでなく、周辺にも賑わいを広げていくことが求められてきた。また、地元の人々からは「夜に安心してお酒を飲める場所が欲しい」との声も寄せられていた。そこで今回、明和町のきゅうり農家であり、キッチンカー事業でも活躍するiBroomの協力を得て、境内に「月の市」を試験的に開くこととした。
満月夜参り・月の市は9月8日17時〜20時。場所は竹神社前(明和町斎宮2757-2)、minoriya横。