2025年09月05日 15:47

GATARIは、同社が開発するMixed Reality(MR)プラットフォーム「Auris」を、9月5~8日にサンフランシスコで開催される「ASTC 2025 Annual Conference」に出展する。GATARIにとって海外展示会への出展は今回が初。

GATARIは、現実空間にデジタル情報を重ねることで空間の「見え方」や「感じ方」を変える、MR領域のスタートアップ。GATARIが開発・運営するMRプラットフォーム「Auris」は、観光・文化施設・教育・都市空間といった現実の場所そのものを舞台に、新しい体験を作り出すプラットフォーム。スマートフォンやイヤホンを通じて、その場にいるユーザーの状況や言語や障がいなどの背景に合わせて情報や物語を届けることができる。

現在、展示施設や観光地での情報提供は、看板や地図、あるいは人による案内が中心。しかし、これは高齢者や視覚障がい者、外国からの来訪者にとっては分かりにくく、アクセシビリティや持続可能性、まだ改善の余地がある。こうした「空間をどう理解し、どう楽しめるか」という課題は、日本だけでなく世界中に広く見られている。

「Auris」は、空間に寄り添った形で情報を重ね合わせ、体験者の位置・向き・動作・時間帯などに応じたガイドを自然に提供。施設側は工事をせずに導入ができ、専用の編集ツール「Auris Editor」により、専門知識がなくても誰でも簡単にコンテンツ制作が可能となる。