2025年08月18日 12:54
NeoXは、調剤薬局向けの受付自動化システム「スマート薬局」を正式にリリースした。
「スマート薬局」は、受付業務を起点に、薬局における各種業務の効率化・省人化と、患者サービスの質的向上を同時に実現する次世代型の薬局業務支援ソリューション。近年、薬局業界では、慢性的な人手不足と業務負担の増加、デジタル化への対応遅れ、調剤報酬の改定による収益性の悪化、「対物から対人へ」のシフトと新たな業務の複雑化、といった課題が顕在化している。これらの環境変化に対し、「スマート薬局」は、現場の業務負荷を軽減し、患者との接点に時間を割ける体制構築を支援するプロダクトだ。
本システムは4つの端末で構成され、それぞれが連携して薬局業務を支援する。薬師丸撫子（患者用操作端末）は、処方箋のスキャン、問診、受付処理を自動化。処方箋情報を取得することで、新規／既存患者の判定や在庫不足時のアラート表示に対応する。薬師丸広司（スタッフ用情報端末）は、薬局スタッフが患者の状態を一元的に把握・管理するための業務用画面。患者の受付状況の進捗を一覧で管理し、呼び出し操作も行う。薬師丸鈴音（呼出番号表示端末）は、待合スペースに設置されるモニターで、呼出番号を音声・視覚の両方で案内する。薬師丸賢太（AI-OCRシステム）は、処方箋画像を高精度に解析し、レセコンへの入力支援を自動で行う。「スマート薬局」は、今後、受付を起点に、薬局内の様々な業務と連携し、全体最適を実現する仕組みへと展開していく予定だ。
