2025年08月08日 15:53

GMO AI&ロボティクス商事(GMO AIR)は、8月25日より日本科学未来館と、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語に対応したAI対話型ロボットの共同実証実験を開始する。

日本科学未来館では、2030年に向けたビジョン「『未来』をつくるプラットフォーム」の実現に向けて、来館者とともに研究開発や実証実験を進める「未来をつくるラボ」としての活動を推進。その一環として今回、GMO AIRが培ってきた技術力とAI活用ノウハウを駆使し、最新の生成AI技術を搭載した対話型ロボットによる、館内案内・多言語対応の実証実験を共同で実施することとなった。

本取り組みでは、文書データ等の検索・回答が可能な「RAG」技術を組み合わせることで、来館者向けの展示解説・施設案内を行う。たとえば来館者がロボットに「この展示は何ですか?」と話しかけると、ロボットがその場の位置情報をもとに、そこにある展示物の名称や解説を自然な対話で案内。

さらに、一般科学の内容に関するコミュニケーションに至るまでを、多言語対応が可能なロボットを活用して提供する運用可能性の実証実験を行う。

同時に、本ロボットは、AIエージェントをフル活用することで、開発プロセスを効率化することも目指しており、ロボットアプリケーションの実装業務のうち約80%をAIが自動生成している。AIが自動生成したプログラムによるAI対話型ロボットの実証は、国内初の取り組みとなる。