2025年08月07日 16:18

アカメディア・ジャパンは、独自開発のAI特許技術を活用したeラーニングシステム「ONLINE FACE(R)(オンラインフェイス)」を、機械・製造業向けに提供開始した。

製造工場では、労働災害の防止と安全意識の向上を目的とした入構者教育が法令に基づいて実施されている。教育内容は、雇入れ時の基本教育から、作業内容変更時のリスク対応、特別教育、職長教育まで多岐にわたる。また、現場ではKYT(危険予知訓練)や5S活動、VR教材の活用など、実践的な研修手法も導入されている。しかし、従来の対面型研修では、研修の都度の設定や指導員の確保、受講者の移動時間などが課題となり、教育の効率化と質の維持が両立しづらい状況が続いていた。

本システムは、AIによる本人認証と不正受講対策を自動化することで、オンライン環境下でも対面研修と同等の信頼性を確保する。各省庁が定める基準を満たしており、国家資格関連の法定講習にも対応可能。

企業における教育DXの推進においては、単なるオンライン化ではなく、「教育の本質的価値を損なわない仕組み」が求められている。「ONLINE FACE(R)」は、なりすましや垂れ流し受講といった不正を防止し、企業のコンプライアンスと安全管理の強化に貢献。さらに、研修の自動化により、教育担当者の負担軽減、受講者の移動時間削減、研修コストの最適化など、業務全体の生産性向上にも寄与する。