2025年07月31日 09:05

光響は、LiDARレーザー波長に対応した保護メガネ(レーザーゴーグル)「LPG-GIR-2」を発売した。
LiDARシステムからのレーザー光に長時間曝される現場でも、安心して作業を継続できる視認性確保と安全確保を両立する保護メガネ。近年、産業用途に限らず、自動運転やスマートインフラなど多様な分野でLiDARの活用が進む中、LiDAR機器から発せられるレーザー光が撮影カメラのイメージセンサを損傷する事例も報告されている。社内でも、LiDAR光によって撮影機材が破損したケースを受け、「クラス1であっても目の安全確保が重要」という認識が生まれた。
こうした背景を踏まえ、LiDARで一般的に使用される近赤外波長(例:905nm、1064nm、1550nm など)に対応した「LPG-GIR-2」をLiDAR用保護メガネとして新発売し、LiDARシステムの開発・実験環境などにおける目の保護ニーズに応える製品群として紹介を開始した。
「LPG-GIR-2」は、800~1100nmおよび1500~1600nmの広帯域を高遮光率でカバーするタイプで、LiDAR用レーザー光をOD5の光学濃度で効率的に減衰しながら、作業者の視認性を確保するよう設計されている。
光響では、LiDAR 関連製品(レーザー光源・受光器・光学部品)だけでなく、安全対策まで含めた包括的な提案を通じて、今後もレーザー計測技術の安心・安全な普及に貢献する。