2025年07月30日 16:06

家具およびインテリア雑貨の卸売を行う不二貿易は、7月30日、置き配時代に備える「スチール宅配ボックス」を発売した。
国土交通省は6月26日、宅配ボックスや玄関前への荷物の「置き配」を宅配便の標準サービスとする検討に入った。その目的は、配送業界で深刻化する人手不足の中、再配達を減らし配送業者の負担軽減につなげること。置き配の利点は、配達時間を気にせず荷物を受け取れることにある。一方で、盗難や汚損、個人情報の流出といった懸念もあり、利用にためらう声も聞かれる。
最近のマンションなどでは宅配ボックスが設置されているケースも多いが、戸建住宅や宅配ボックスが備え付けられていない集合住宅では、置き配によるこうした懸念が特に大きいのが実情。こうした背景から、利用者自身が安心して使える宅配ボックスの準備が必要とされ、注目が高まっている。
本商品は宅配業者が荷物を入れて簡単に施錠できるプッシュキーを採用。上段は約22L(幅40.5×高さ18×奥行31cm)、下段は約62L(幅40.5×高さ50×奥行31cm)と、容量にゆとりがあり、大きめの配達物にも対応できる。1段ずつ個別に開閉できる設計のため、タイミングの異なる複数回の配達にも便利。
ほかにも、屋外設置に強い水切り構造、宅配物の有無がひと目でわかるスリット・ウィンドウ仕様など、防犯性と使いやすさを兼ね備えた設計が特徴。こちらはインターネットや全国の家具店で発売する。