2025年07月28日 15:45

7月24日、長崎県雲仙市の雲仙天草国立公園内にある「田代原キャンプ場」にて、オーレックは電動乗用草刈機「eRM(イーアールエム)」の導入セレモニーを実施した。本取り組みは、雲仙市とオーレックが締結した包括連携協定の一環として実施するもの。国立公園という貴重な自然環境における草刈り作業の環境負荷低減を目的に、田代原キャンプ場で「eRM」のモニタリングテストを行う。

今回導入された「eRM」は、100%電動で駆動する環境配慮型の乗用草刈機。排出ガスゼロ、騒音低減、オペレーター負荷の軽減など、多くの特長を備えている。特に観光地や自然保護区では、従来のガソリン式と比べ、より環境に配慮した草刈り作業が可能となる。

田代原キャンプ場では、今後6カ月間のモニタリングテストを通じて、環境省および長崎県が共同管理する国立公園エリアでの本格導入に向けた実証を行う。

同社は農業分野で培った機械技術を基盤に、全国各地の除草に関する社会課題解決に取り組んでいる。近年は、農業現場だけでなく、公園・観光地・公共施設など、様々な場所での除草管理ニーズに応えることで、草刈機メーカーとしての新たな価値提供を進めている。本取り組みを皮切りに、今後も全国の自治体や団体と連携し、草刈りを通じた持続可能な地域社会の実現に貢献していく。