2025年07月25日 09:49

ベネックス長崎ブリックホール(指定管理者:長崎文化振興共同事業体)は、ながさきピース文化祭を契機に、会館として初となるロビーピアノ事業「サロン・ド・ピアノ」を始動する。

今秋、本施設をはじめとする長崎県全域を舞台に開催される「第40回国民文化祭/第25回全国障害者芸術・文化祭」(愛称:ながさきピース文化祭2025)は、文化芸術を通して平和と多様性、地域の誇りを次世代へつなぐ、全国規模の文化の祭典。本施設では、こうした文化的な機運を活かし、日常に開かれた音楽文化の拠点づくりを目指して、初の試みとなるロビーピアノ事業「サロン・ド・ピアノ」を立ち上げた。

本事業では、約半世紀にわたり文化芸術や成人式の会場として市民に親しまれた旧長崎市公会堂(2015年3月に廃止)で長年愛用されてきたスタインウェイ&サンズ製ピアノを、1階エントランスホールに移設。ピアニストが一度は弾いてみたい憧れのピアノを、誰もが自由に演奏できる「ロビーピアノ」として常設し、来館者に開放する。また、音楽を通じた交流が、世代や立場を超えて広がり、長崎に根ざした文化が次代へと継承されていくことを願い、そのスタートを飾るオープニングイベントを7月27日に開催する。さらに、同日午後には、ながさきピース文化祭2025に向けた関連企画として「東アジアユースオーケストラ演奏会アウトリーチコンサート vol.2」も同会場にて実施する。

住所は長崎市茂里町2-38。

ベネックス長崎ブリックホール