2025年07月11日 16:04

「仙台うみの杜水族館」では、7月19日~8月31日までの期間、10周年の夏をカニで祝う祭「蟹祭<カーニバル>」を開催する。
「カニ」は、わたしたちの生活する身近な環境にも暮らし、馴染みのある生きものだが、その種類の多さから姿形・色や模様・特異な生態など様々な特徴をもっている。たとえば、カニのハサミ脚をクローズアップしても、硬い物を砕くハサミ、繊細な作業をするためのハサミ、求愛に使うためだけのハサミなどカニの種類によって用途がまったく違う。また、見た目も体中に棘のある種類、模様の鮮やかな種類、体中に海藻をつけてカモフラージュする種類、猛毒をもつ種類、ハサミにイソギンチャクをつけて防御に使う種類など、個性豊かなカニがたくさん存在する。
このたびは、国内をはじめ世界に生息する多種多様なカニたちを、特別展示室と常設展示合わせて50種類以上の生体展示を行う。生体展示に加えて、カニの「ハサミのかたち」に着目。カミソリ型、缶切り型、万能型、 スプーン型、トング型にタイプ分けし、そのタイプで生息する環境や習性がわかるようなユニークな解説パネルでより詳しくカニについて学べる。
さらに、「蟹展」をもっと楽しんでもらうために、「カニ探しカード」と「カニおめん」を手に入れて、カニになりきってカニの魅力を体感しながら参加できるプログラムも実施する。