2025年07月10日 09:52

issue+design(イシュープラスデザイン)は、7月1日、「旅人たちと巡る、世界の認知症」第3弾「アジア編」を開催した。
issue+designは、「社会の課題に、市民の創造力を。」を合言葉に、まちづくり、防災、医療、福祉、教育など、さまざまな社会課題に対して、デザインの力で解決に挑む団体。issue+designは、認知症とともに幸せに生きるヒントを届けるため「認知症世界の歩き方」の実写映画化にチャレンジ。制作支援のため国内外8カ国でクラウドファンディングを実施している。
7月1日には、クラウドファンディングのスタートを記念したオンライントークイベント「旅人たちと巡る、世界の認知症」第3回目が開催された。今回は、アジア編ということで台湾とシンガポールから、それぞれの現場で活躍する実践者の人々を招き、彼らが実施しているユニークな取り組みと、それにかける熱い思いを語ってもらった。地域ごとに異なる背景やアプローチを学ぶことができ、認知症に対する理解が深まるイベントになった。
ゲストトークでは、はじめに、吉国泰代さんより医師・公認心理師の立場から、シンガポールの認知症予防と支援の先進的な取り組みを紹介してもらった。台湾最大級の高齢者福祉NPO「弘道老人福利基金会」の李若綺さんからは、超高齢社会に直面する台湾の現状と挑戦について話を聞いた。後半のクロストークでは、シンガポールと台湾それぞれの認知症支援の現状をふまえ、日本との共通点や課題について意見が交わされた。
イベントの様子はアーカイブ公開中(YouTube)