2025年07月01日 16:17

小学館より、「ドラえもんと学ぶ日本美術超入門」が7月1日発売された。「若冲」「北斎」「風神雷神」…… 聞いたことはあるが日本美術ってちょっと難しそう。本書は、そう思っている人にぴったりの「超」入門本。

この本は、雑誌「和樂」の人気企画に新たな内容をたっぷり追加して再編集し、1冊にまとめたもの。初心者にもわかりやすいように30のキーワードを立てて、絵画や工芸品を中心に日本美術の代表的な作品を紹介する。伴走するのはドラえもん。ドラえもんと一緒に日本美術に親しめる仕掛けがたくさんあり、楽しく読み進められる。

本書のおすすめポイントのひとつが、30のキーワードで約120作品を紹介していること。縄文土器から江戸時代の浮世絵まで、ぜひ知っておきたい日本美術の代表的な作品を、30のキーワードを立てて紹介。「ゆるかわ」「キラキラ」「武士のおしゃれ」などちょっとユニークなキーワードも。見て楽しい、面白いと感じる、魅力溢れる作品がたくさん載っている。

また、日本美術をテーマにしたドラえもんのオリジナルマンガを掲載。さらにてんとう虫コミックス「ドラえもん」から、キーワードと関連するマンガのコマを「ドラえもんColumn」として紹介している。本書の監修は、美術史家・明治学院大学教授の山下裕二先生。解説文は山下先生の語り口調で書かれていて、日本美術のことをあまり知らない人も読みやすく、気軽に楽しめる。定価3300円(税込)。