日本歯科心理カウンセラー協会が主催する「第3期　歯科心理カウンセラー資格取得セミナー スタンダードコース」にて、新潟県阿賀野市と神奈川県海老名市に初の歯科心理カウンセラーが誕生した。

歯科心理カウンセラーとは、歯科恐怖症の人や「歯医者が怖い」と思う人のために生まれた資格。歯科特有の歯科心理に基づき、歯科診療にマッチした接遇やカウンセリングで患者の心に寄り添いサポートを行う。

歯科心理カウンセラーが、一般的なカウンセラーと大きく異なる点は、「歯科恐怖心克服のためのサポートを目的とし、歯科に恐怖を持つ患者様の心の声に耳を傾け、心に寄り添う」ことをモットーとしている点。そのため協会では、傾聴・共感をベースとして「なぜ歯科治療、歯科医院が怖いのか、嫌なのか？」などの丁寧なヒアリングを実施。ヒアリングを重ねる中で、患者が気兼ねなく通院できるよう「安心感」を持ってもらえるようにサポートしている。

歯科心理カウンセラーが在籍することで、医院にもメリットが生まれる。たとえば、患者が医院へと通いやすくなり、リピートが増え、リピート率が上がると集患にかけていたコストを減らすことができる。またスタッフがやりがいと自信を持って仕事に取り組むようになる（離職率の低下）、信頼関係ができるため、無断キャンセルが減り、自費率がアップするといった効果も期待できる。