2025年06月24日 16:01

PRIZMAは、社内コミュニケーション手段を設計・運用している広報・総務担当者、人事担当者、経営者・管理職を対象に、「インナーコミュニケーションの課題に関する調査」を実施。さらに一般会社員にもアンケートを行い、「どんな情報がわかりにくいのか」「なぜ資料を読む気にならないのか」といった、受け手のリアルな声も収集した。
はじめに、企業がどの程度、社内資料を作成・運用しているかを調査した。「ミッション・バリュー・評価制度などを社員に伝えるための資料はあるか」と尋ねたところ、約半数の企業が資料を継続運用していると回答。一方で、残りの半数は「過去に使っていたが停止」「検討中」「作成していない」など、伝達体制が整っていないことがわかった。
続いて「それらの資料は社員にきちんと読まれていると感じるか」と尋ねたところ、「あまり読まれていないと感じる(54.7%)」が最多。「まったく読まれていないと感じる(4.2%)」と合わせると約6割近くが「読まれていない」と回答する結果になった。
実際に運用されている社内資料の形式として多く挙げられたのは、「テキスト文書(Word、PDFなど)(47.4%)」「スライド資料(38.9%)」「社内ポータル・イントラ記事(37.9%)」。主に文字ベースのフォーマットが中心となっており、視覚的・感情的訴求力に欠ける資料構成が多数派であることがわかる。詳しくはこちら。