2025年06月23日 12:48

YOMOは、企業向け退職サポートサービス「O-EN(オーエン)」の新たな取り組みとして、「社員が安心して辞められる企業」を第三者が可視化する制度「退職ホワイト認定(仮称)」の創設を発表した。
厚生労働省の調査によれば、新卒3年以内の離職率は約30%にのぼり、中途社員の年間離職率も10%前後。しかし、多くの企業では「辞めにくい」「伝えづらい」空気が根強く、精神的負担から退職代行を利用する人も後を絶たない。「O-EN」はこれまで、企業に第三者の退職窓口を設置するサービスを提供し、双方にとって円満な退職をサポートしてきた。その中で見えてきたのは「制度の有無」「対応の姿勢」など、企業によって退職時の体験に大きな差があるという事実だ。
新制度「退職ホワイト認定(仮称)」では、「従業員が安心して退職の意思を伝えられる制度の有無」「第三者による退職相談窓口や面談体制の整備状況」「退職者の声の収集や、制度改善の取り組み」「社内文化としての心理的安全性」などの観点から「辞めやすさ」のある企業を評価・認定し、バッジや証明書を発行する。企業のブランディング向上や、採用における「離職への透明性」アピールにもつながる制度だ。
この制度の構築費用を募るため、6月24日よりクラウドファンディングを開始。