2025年06月05日 15:17

ニッコーは、企業の福利厚生向けサービスとして、リサイクル肥料「BONEARTH(ボナース)」を活用した「田んぼのオーナー制度」のテスト運用を、2025年度より関係会社を対象に開始した。
同社は1908年創業の老舗食器ブランド。「田んぼのオーナー制度」は、自社の食器から生まれたリサイクル肥料「BONEARTH」を用いた取り組みであり、同社が目指すサーキュラーエコノミーの実現に向けた施策のひとつとなる。「BONEARTH」は、同社が開発した捨てられる食器から生まれた肥料。ボーンチャイナ製食器に含まれるリン酸三カルシウムを再資源化し、肥料として活用することで、廃棄物の削減と資源の循環を実現している。
「田んぼのオーナー制度」は、社員は田植えや稲刈りなどの農作業体験にも参加でき、地域の自然や人とふれあいながら、農業の現場を身近に感じることができる。収穫されたお米は、福利厚生として社員やその家族に配布できるほか、会社ロゴ入りのオリジナルパッケージでノベルティや記念品としても活用可能。社内イベントやPRツールとしても活用でき、企業のサステナビリティ推進やエンゲージメントの向上に寄与する。
本年度は、制度設計や運用フローの検証を目的とし、同社の関係会社である三谷産業にてテスト導入。得られた知見をもとに、2026年度からは社外企業向けの本格展開を予定している。