2025年06月03日 19:06

損害保険ジャパン(損保ジャパン)は、日本旅行と宇宙ビジネスの発展を目的とした包括協力協定書を5月29日に締結した。
日本旅行は、創業120年の記念事業として、月に想いを届けるプロジェクト「We are going to the Moon!」を実施している。日本旅行は、2020年に宇宙事業を専門に扱う部署を設置して以来、旅行業の枠を超えて幅広い宇宙事業への取組みを進めながら、地上から宇宙空間への安全・安心・快適な旅の提供を目指している。その中で将来的な月旅行の実現に向けた挑戦の第一歩として本プロジェクトを企画し、メッセージを記録した記念ディスクの月面への輸送に挑戦する予定だ。
ロケットや人工衛星の製造・打上げなどに取組む民間宇宙ビジネスと同じく、本プロジェクトにおいても専門的な技術支援やリスク対策が不可欠であり、損保ジャパンがパートナー企業として本プロジェクトに参画することで、さまざまなニーズに応えるサービス構築の第一歩とする。
協業のはじめとして、本プロジェクトの宇宙空間における輸送リスクを整理し、適切なリスク転嫁を両社で検討のうえ、月面輸送に関わる保険の組成を行った。また、本プロジェクトで月面へ輸送するペイロード(人工衛星等宇宙機への搭載物)の製作および輸送事業者とのインターフェイス(宇宙機と搭載物の接続部分)調整におけるリスクに対する助言を、SOMPOグループのSOMPOリスクマネジメントが行っている。