訪日外国人向け日本の食特化＆社会貢献型グルメプラットフォーム「byFood.com」を運営するテーブルクロスは、ホテルDXプラットフォームの開発・提供を行うWayfarerと業務提携。旅行者は滞在先から地域の食体験を英語で予約できるようになり、利便性向上とともに、地域経済の活性化と国際的な社会貢献を両立する新たな仕組みの構築を目指す。

訪日旅行者の消費行動において「飲食」は重要な位置を占めており、観光庁の調査によれば、旅行中支出の約30％が飲食費に充てられている。また、「日本ならではの食文化への関心」も高く、体験型コンテンツの需要は拡大傾向にある。しかしながら、地方を中心とした体験提供側では、言語対応・予約手段・発信力といった課題が存在し、地域資源が適切に旅行者に届いていない状況がある。

こうした背景のもと、byFoodはWayfarerの「Kabin Now」との連携を通じ、旅行者と地域の食体験をシームレスに接続するプラットフォーム機能を強化。宿泊体験を起点に、食文化の価値を届ける仕組みを共同で展開していく。

本連携により、当プラットフォームが選定した料理教室や老舗職人の食文化体験、農村でのローカルフードツアーなど、その土地のグルメ体験をアプリ上から手軽に検索・予約できるようになった。本連携は、「泊まる」「知る」「つながる」「支える」という旅の価値循環を「食」を通じて実現するもの。今後も、持続可能な観光のかたちを広げていく。