2025年05月30日 15:45

ダスキンは、従業員の熱中症ゼロを目指し、各部門における熱中症対策フローを整備。職場での掲示と従業員への周知を行い、6月1日より施行される改正労働安全衛生規則に対応していく。

改正労働安全衛生規則では企業に対し、「報告体制の整備」「実施手順の作成」「関係者への周知」が事業者に義務付けられており、職場における熱中症対策の強化が求められる。これを受け、ダスキンでは従業員の健康を考え、より安全な職場環境づくりに取り組んでいる。

特に、大阪・関西万博の会場内で清掃業務を担当する従業員の健康と安全を守るため、従来の「こまめな休憩」「こまめな水分補給」に加えて、「スマートウォッチ型デバイス」をダスキンでは初導入。熱中症リスクの可視化を実施する。暑熱リスクの表示をわかりやすく、緑色(正常時)・黄色(注意アラート時)・赤色(警告アラート時)と点灯。黄色や赤色は振動とともに通知し、リスクを回避する行動を促す。脈波情報から深部体温の変化をモニタリングすることで、個々のリスク判定を行い、早期対応が可能となる。

その他「熱中症対策強化」にともなう対応として、報告体制の整備として、緊急連絡先担当者・電話番号・緊急搬送先(最寄りの救急指定病院)を決定。実施手順の作成として、対応フロー図に緊急連絡先担当者・電話番号・緊急搬送先を記載する。また関係者への周知として、対応フロー図を店内に掲示・対応ガイドを店内に設置する。