2025年05月30日 09:57

デンカアステックは、雨どいメーカーとしての技術を活かした新事業として、「雨水」を大切な水資源として活かす取り組みを本格化した。

気候危機と災害多発時代。同社は、雨水の取り回しに関する豊富な知見を基に、「雨水の利活用」と「災害時の浸水対策」という社会課題に取り組み、「平時の雨水活用」から「豪雨時における内水氾濫時の浸水対策」までを見据えた水循環システムの開発を進めている。水不足への対策(雨水を資源として利活用し、環境への配慮を実現)、災害時への備え(首都直下型地震や南海トラフ地震を見据えた災害時への備え)、豪雨による内水浸水対策(豪雨による内水氾濫への対策製品の開発)など、「雨水を利活用する」社会インフラづくりに挑んでいる。

雨水を取り巻く社会課題へのチャレンジ構想は、Step1:トイレ・散水用途、Step2:洗濯・風呂用途への用途拡大、Step3:IoTを活用した雨水管理システムの実現。近年の気候変動や、首都直下地震等の大規模災害対策を見据えた「水資源確保」の一環として、「雨水を利活用」するトイレ洗浄用タンク「PURE EDEN(ピュアエデン)」の製品化を皮切りに、今後は、風呂・洗濯用途へ用途拡張の開発を進行中。また、異常気象への危機感が高まるなか、豪雨による都市型浸水や内水氾濫による浸水対策製品の開発も同時で進めており、将来的には、IoTによる雨水管理システムの実現を目指している。

デンカアステック