2025年05月30日 09:56

ワタミエージェントは、バングラデシュ政府機関である「人材雇用研修局」の協力のもと、ダッカ管区にあるモノハルディという地域にて「ジャパントレーニングセンター」を開校する。
ワタミは、バングラデシュに「郁文館夢学園」で実践している「夢教育」を届けるべく、2013年に「ナラヤンクル・ドリーム・モデル・ハイスクール」を開校。日本から教職員も派遣した。現在では、生徒数が1500名を超え、同校はバングラデシュ国内でも有数のモデル校へと成長を遂げている。こうした長年の信頼と実績が、今回の開校および調印へとつながった。
ワタミエージェントは、2020年5月に設立され、現在では特定技能および技能実習生を中心とした約900名の外国人材の管理・サポートを行うまでに成長している。同センターは、日本の「技能実習制度」および「特定技能制度」に対応した人材育成を目的とするモデル・トレーニングセンターとして運営する。モデル・トレーニングセンターでは、年間約1000名が日本での就労を見据えたカリキュラムを受講する計画だ。現在、バングラデシュ国内には100箇所以上のテクニカルトレーニングセンターがあり、今後はこのモデルセンターで構築した教育プログラムを段階的に他の訓練センターへと展開していく予定だ。
今回の取り組みにより、同社はバングラデシュから日本へ3000名の人材送り出しを目標に掲げ、バングラデシュ国内での雇用創出、日本国内の人材不足解消、そして両国の懸け橋となるべく人材育成体制を一層強化していく。