2025年05月22日 19:00

不動産の問題解決に特化したコンサルティング事業を提供する市萬は、大学研究室との共同研究を推進する産学連携プロジェクトを実施した。

本プロジェクトは、大学の研究室と連携し互いの知識やノウハウを提供することで、住環境を取り巻く課題解決策の提案や新たな研究成果の発表を目標としている。得られた知見や研究結果は広く情報公開し、不動産業界の発展に貢献していく。

本プロジェクト開始にあたり、2024年4月に武蔵野大学工学部サステナビリティ学科磯部研究室と連携協定を締結。「賃貸不動産の原状回復における脱炭素化の研究 ビニールクロス編」に取り組み、不動産の入退居時に大量に発生するビニールクロスの張替えによるCO2排出量を数値化。また張替え減などの対策によるCO2排出量の削減効果を研究した。

2024年4月には東京工芸大学工学部建築コース森田研究室と連携協定を締結し、「ワンルームマンションの間取り変更を伴う長期活用に関する研究」を実施。今年2月17日には同研究室の学生が間取り二戸から一戸への改修「二戸一化」を不動産保有者に向けて提案した。

研究のテーマや調査物件の提供、想定賃料やキャッシュフローの試算は市萬が提供し、具体的なアイデアの提案やCO2排出量の計測など専門的分野は大学研究室で実施。互いの知見やノウハウを活かすことで、課題解決に向けた共同研究をおこなった。