2025年05月22日 09:56

キグナス石油は、J-クレジットを活用したカーボンオフセット燃料の実証を開始した。
キグナスは、事業を通じて社会課題解決に取り組み、「持続可能な開発目標」の達成に貢献することを目指している。達成に向けたマテリアリティ(重要課題)にて、2030年度までにScope1及び2の温室効果ガスを2019年度比で30%を削減し、2050年度にはカーボンニュートラルの達成を目標に掲げている。
カーボンニュートラル社会の実現は、「持続可能な開発目標」に不可欠であり、キグナスではJ-クレジットを活用したカーボンオフセット燃料の実証を開始した。今回の実証成果等を踏まえて、工場や運送業等で燃料油を使用する需要家を対象に販売を検討していく。
今回の実証では、キグナスから名誠組へカーボンオフセット燃料を供給。その結果、名誠組は、キグナス向けの配送に使用するローリーから発生する軽油の燃焼に伴うCO2排出量を100%オフセットする。実証終了後、オフセットの総量等は、改めて報告予定。なお、カーボンオフセット燃料へカーボン・クレジットを付帯しオフセットを完了させる妥当性について、ソコテック・サーティフィケーション・ジャパンによる第三者保証を取得している。
今後、実証を重ね海外ボランタリークレジット等、他のクレジットでの付帯商品や、その需要を検討していく。将来的には、多様なニーズに応える包括的なエネルギー供給の実現を目指す。
実証期間は4月~9月。