2025年05月20日 15:25

Sansanが提供する名刺アプリ「Eight」、アルファドライブ、quantum、Sun Asterisk、ゼロワンブースター、ユニッジ、Relicが共催する「第二回 日本新規事業大賞」は、キリンホールディングス発の新規事業「premedi(プリメディ)」(運営:Cowellnex)の大賞受賞を発表した。

オープンイノベーションや異業種連携が進む今、歴史ある企業にもスタートアップに負けない挑戦が求められている。しかし、企業内起業家の挑戦は、これまで十分に注目されてこなかった。そこで、新規事業開発を支援する企業群が集結し、優れた新規事業を表彰するアワード「日本新規事業大賞」を2024年に創設した。

第二回となった今回は、5月8日に開催されたスタートアップ展示会「Startup JAPAN 2025」内で最終審査が行われた。審査は、事前の書類選考を通過した事業によるプレゼンテーション形式で実施され、審査員による評価により各賞が決定した。

大賞受賞企業は、キリンホールディングス発、キリンのAI予測を使った薬局版・処方薬の置き薬「premedi」のCowellnexとなった。調剤薬局の棚の多くを占めるのは、頻繁に使われる医薬品ではなく、処方頻度の低い「ロングテール在庫」と呼ばれる医薬品。これらの在庫は予測が難しく、在庫管理の煩雑化や廃棄ロスの原因になっていた。そこで、キリングループが有する知見やAI技術を活かして、データに基づいて在庫の最適化を提案し、薬局の機会損失や廃棄ロスの削減、業務効率化を支援している。

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