2025年05月14日 09:44

小田急電鉄は、5月13日、「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025」のうち企業文化の変革部門において、運輸業界で初となる「最優秀賞(大企業の部)」を受賞した。
「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025」は、はたらく個人の自律的な成長による企業の持続的な価値向上を目指し、キャリアオーナーシップを発揮する人材を「可視化する(見える)」、「増やす」、「(経営や事業と)つなぐ」、を実践し、「個人と企業の新しい関係づくり」を推進する企業を表彰することで、人的資本を最大化する優れた実践方法を社会に紹介するもの。
同社では、社員の70%以上が鉄道運行を担う現業職場の鉄道係員として専門性を追求している。2024年度には、本社部門だけでなく現業職場を含めた全社員を対象にキャリア対話を拡充し、この実践した取り組み等を企業文化の変革への挑戦として高く評価された。
同社では、社員一人ひとりの多様性を引き出し、地域・社会に価値を創造し続けられる人財の育成を目指している。なかでもキャリア支援の取り組みは本社部門の社員を中心にスタートして、管理職層へのコーチング研修やキャリア関連教育を実施してきた。2024年度には、鉄道係員を含めた全社員に年1回以上「1on1ミーティング」にて自身のキャリア希望を上司に伝え、対話する機会を設けた結果、約8割の社員から「今の仕事でのさらなる成長を志向する」意向が得られ、現行業務について貢献感や誇りを持ってキャリアを積み重ねている裏付けとして価値があるものと捉えている。