2025年05月13日 19:52

ダイフクとJDSCは、戦略的パートナーシップを締結した。本締結により、AI技術の活用やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進およびデジタル分野での人材育成を加速し、高度な自動化ソリューションを提供していく。
ダイフクグループは、「モノを動かす技術」であるマテリアルハンドリング(マテハン)システムで物流や生産現場などの社会インフラを支えてきた。そして2030年のありたい姿を定めた長期ビジョン「Driving Innovative Impact 2030」を策定し、食や環境などの新たな領域でも社会課題解決に貢献することを掲げている。この実現にはAIなどの先端技術の活用やDXの推進が不可欠となることから、AI開発やデータ活用によるDX支援実績を多数保有するJDSCと連携する。
ダイフクグループ全体の技術水準と競争力の向上を目指し、想定する10~20年先の社会像から、研究開発に着手すべき技術の選定とシステム開発を推進。未来を見据えた新たな発想のマテハンシステム、および、そのために必要なシステムの開発を計画・実行する。ダイフクグループ社内の業務高度化・効率化に向けて、JDSCが有するAI・アルゴリズム開発能力を活用する。
ダイフクが国内主要拠点で段階的に進めているプログラムに加え、さらに専門性の高いプログラムへの拡張、国内外の拠点への展開を推進する。研修と実務を通じて、2030年までに社員の10%をデータサイエンティストに育成することを目指している。