2025年05月02日 15:50

山崎貴監督と樋口真嗣監督という今、最も注目を集めるふたりの監督が、10代のときに映画館で見て衝撃を受けた作品が「スター・ウォーズ」。その誕生秘話を描いたコミック(バンド・デシネ)「ルーカス・ウォーズ」について熱く語った番組「俺たちのスター・ウォーズ」がキネマ旬報YouTubeチャンネルで配信中。
ほぼ同年代のふたりにとって1978年に日本公開された「スター・ウォーズ」は、リアルタイムに観て大いに盛り上がった世代でもある。特に山崎監督は「スター・ウォーズ」が映画界を目指すきっかけとなった作品として知られる。実際、そのオタクぶり、愛情の深さはふたりとも半端なく、序盤からそれぞれが知る「スター・ウォーズ」伝説やルーカス同様に自身も体験してきた制作現場の「あるある」話に花が咲く。
さらに、コンピューターによるモーション・コントロールカメラ・システムで有名なジョン・ダイクストラ、ライトセーバーの音などを発明したベン・バートンらが同じ時代・世界に存在していたこと自体が凄いと、彼らの仕事ぶりをこれでもかと詳細に紹介。その一方、ルーカスがロンドンでの撮影に悪戦苦闘していた3カ月間、たった2カットしか作っていなかった当時のILMの仲間たちのダメっぷりをご愛敬と語りだす。そして似たような経験があると山崎監督自身が吐露する場面も。
なお、「ルーカス・ウォーズ」は、Amazon、KINEJUN ONLINE SHOPにて販売中(電子書籍もあり)。番組はこちら。