2025年04月02日 19:00

弁護士ドットコムが提供する契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」は、日本で初めて「マイナンバーカード署名付ファイルのダウンロード機能」をリリースした。

デジタル社会の推進とともに電子契約の需要が高まる中、マイナンバーカードの保有数も約77.6%(デジタル庁出典、1月現在)に達している。しかし、クラウド上でマイナンバーカードの電子証明書を用いて電子署名を付与した場合は、法令により、署名者本人であっても署名付ファイルをダウンロードできないという規制があり、活用範囲が限定的だった。2024年12月の法改正によりこの規制が見直されたことを受け、今回、「マイナ署名付ファイルダウンロード機能」をリリースした。

マイナンバーカード署名は、マイナンバーカード搭載の署名用電子証明書を用いて電子署名を付与することができるクラウドサイン独自の機能。クラウドサイン上で作成・送信された文書に対し、受信者はスマートフォンにマイナンバーカードを非接触でかざし、パスワードを入力するだけで簡単に公的な電子証明書によって本人性が担保された電子署名が可能だ。この機能は電子署名の利便性だけでなく、なりすましや改ざんを防ぐ高度なセキュリティを備えており、署名結果はクラウドサイン上でも確認できる。これにより、電子契約の実用性が飛躍的に向上し、公的な電子証明書を必要とする企業間取引や重要契約における本人確認プロセスの効率化とセキュリティ強化を同時に実現する。

クラウドサイン