2025年03月25日 09:04

徳島県は、いよいよ開幕を迎える「大阪・関西万博」の関西パビリオンのアテンダントユニフォームとして、伝統的な天然染料「阿波藍」による染めと、杉の間伐材から抽出した新しいファブリックブランド「KINOF」を融合させた、伝統的でサステナブルなユニフォームを提案。3月23日、現地(大阪・関西万博・関西パビリオン)において、このユニフォームを発表した。
徳島で作られる天然染料で染め出される藍色は、「ジャパンブルー」とも称され、2020年東京オリンピックのエンブレムでも採用された日本古来のブルー。今回のユニフォームは、藍師・染師「BUAISOU」がデザイン、染めを手がけたオリジナルデザインとなる。
「KINOF」は、ゼロウエイストなどの取り組みで注目を集める徳島県上勝町生まれの新しいファブリックブランド。日本建築に使われる木材「杉」の間伐材から作った新しいテキスタイルを創作している。
ユニフォーム名称は、踊渦潮乱舞鯛紋様型染法被。コンセプトは、「徳島の歴史、自然、未来、全てに「感謝」を込めて」。地域でデザインされ、丁寧に作られたユニフォーム。阿波藍をおもてなしのスタンダードに。ビジュアルコンセプトは、「藍が息衝く」。藍染の法被に描かれた鯛の躍動感から感じられる力強さを上勝の自然と合わせることで徳島の自然から感じる事のできる生命力を表し、徳島の精神性を表現する。