ヤンマーアグリは、能率・精度を高めた中型コンバイン「YH3/4R」シリーズに一新、4 月1 日に発売する。本機の4条刈りモデルには、主に中山間地の中～大規模農家からの要望が多かった50馬力帯を追加した。

「YH452R」の場合、作業速度は1.43m/s となり、従来機に比べて刈取り速度がアップ。速度が上がっても高耐久なロングこぎ胴＋ワイド揺動板により、大量の籾を効率よく高精度に脱こくする。さらにあざやか処理胴が枝梗をしっかり取り除き、籾が揺動板全体に拡散することで、よりきれいな選別が行える。

設定した一定の高さで刈取る「自動刈高さ制御」も特徴。分草板に取り付けたソリセンサーがほ場の凹凸を感知して自動で刈高さを調整し、一定の高さで刈取りを行うことができる。刈高さ調整にかかる負担が減り、オペレーターは作業に集中することができる。

また、稲の流し込みが終わり、手こぎガイドから手を離すと自動でガイドが上がる新方式を採用し、連続作業をスムーズに行うことが可能となった。手こぎレバーと手こぎスイッチを同時に押している間だけフィードチェーンが駆動するため作業時の巻き込み事故を未然に防止する。

また、収穫作業前に機体各部への注油が簡単・確実に行える集中注油装置や、作業中のトラブル発生時に素早く対応できるマルチオープン機構など、メンテナンス性を追求した機能も各所に取り入れている。詳しくは商品ページURLへ。