2025年03月10日 12:06

NPO法人キーデザインは、不登校の子どもを持つ保護者への支援をより広げるため、「チャット相談支援員養成講座 第1期」を4月より開講する。
文部科学省の調査によると、11年連続で不登校の子どもの数は増加しており、2023年度には全国の不登校の小中学生の数は34万人を超えた。不登校の子どもを支えるためには、学校だけでなく、家庭や地域の支えがとても大切だ。保護者が孤立しないための頼れる場所が求められている。
キーデザインは2020年のコロナ禍始まりから5年以上、不登校の子どもを持つ保護者向けのLINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」を運営し、現在は4700名を超える保護者が登録している。常時、30〜50名ほどの保護者の相談を受けている。この経験をもとに、より多くの支援者が質の高い相談対応ができるよう、本講座を開講することになった。
本講座は、オンラインで全4回実施され、初回講座は無料で参加できる。不登校支援に興味のある人や、チャット相談のスキルを身につけたい人を対象とし、実践的な内容を提供する。本講座を受講することで、「不登校の保護者に寄り添う相談スキル」「効果的なチャット相談の技術」「相談支援者としてのマインドセット」「実際の相談対応に最適なケーススタディ」といったスキルを習得できる。
受講料は、初回講座は無料、2回目以降は有料(詳細はウェブサイトにて)。開催期間は4月3日より全4回(初回のみ受講も可能)。開催方法はオンライン(zoom)。