2025年02月28日 19:44

おてつたび社は、お手伝いと旅を掛け合わせた人材マッチングサービス「おてつたび」を利用して人材確保を行った事業者へのアンケート調査結果を公開した。調査の結果、おてつたび利用事業者の84.1%が「人手不足が解消できた」と回答。さらに、97.8% が「次回も利用したい」と回答した。

「おてつたび」は「お手伝い(短期アルバイト)」と「旅」を組み合わせた人材マッチングサービス。人手不足に悩む宿泊業や農業など地方の事業者と、働きながら旅を楽しみたい旅行者をマッチングしている。

近年、日本国内では深刻な人手不足が続いており、特に地方の中小企業や観光業、農業・漁業といった業種では、労働力不足が経営の大きな課題となっている。こうした中、2024年には「人手不足」が原因で倒産した企業が過去最多の289件に達し、前年比81.7%増と大幅に増加。要因別では、「求人難」114件(前年比96.55%増)、「人件費高騰」104件(同76.27%増)、「従業員退職」71件(同69.04%増)と、いずれも過去最多を記録。事業の継続が困難となるケースが増えている。

こうした状況の中、同社では人材マッチングサービス「おてつたび」を通じて、働き手となる旅人と、人手不足の事業者をつなぎ、人手不足解消へ向けた取り組みを行っている。2月28日現在、登録者数は6万9000人以上。Z世代を中心に、近年では(早期)退職者、子育てがひと段落した主婦などのシニア層にも利用が広がりつつある。