2025年02月14日 20:09

SCENTMATIC(セントマティック)は、1月24日~26日に開催された山口県立大学「地域デザイン展2025」において、学生が「地域デザイン実習」で制作した成果作品に、香りを言語化するAI「KAORIUM(カオリウム)」が活用された。
山口県立大学では、地域の文化・資源の振興をテーマとして、地域が育んできた暮らしと文化を探り、「地域に眠るチカラ」をカタチにしていく「地域デザイン」に関する教育・研究を行っている。「地域デザイン展2025」では、「地域文化の創造と発信」をテーマに、学生・教員が制作した山口県内の地域資源を活用したデザイン作品を展示し、学生による公開プレゼンテーションも実施された。
今回、山口県を想起してもらうためのきっかけづくりとして、山口県の伝統産業品をもとに山口県の香りを創り出した。五感の中で最も記憶に残りやすいのは「嗅覚」と言われている。山口県立大学の学生、教員を対象に、「山口県」、「大内人形」、「瑠璃光寺」のいずれかを思い浮かべながらKAORIUMを使って感性言葉と香りを創出し、香りの展開方法として、それぞれの形を模したムエットを制作した。
さらに、山口情報芸術センター(YCAM)が主催する「コロガルあそびのひゃっかてん」と連携し、創出した香りをもとにイメージした絵も制作した。