2025年02月13日 16:36

金沢犀川温泉「川端の湯宿 滝亭」では、令和6年能登半島地震の影響で工事を中断・延期していたライブラリーとプレミアムラウンジの造成、客室のリニューアルが完了。新たにオープンしたライブラリー「書庫兎夢」を含め、既存の2つのライブラリーと合わせて7000冊以上の蔵書を誇る金沢の温泉旅館「滝亭」は、北陸最大規模のブックホテルとして新たなステージに進化した。
「金沢犀川温泉 川端の湯宿 滝亭」は、田んぼと里山の自然に囲まれた一軒宿。犀川を眼前に臨む部屋からの風景。自然の営みが息づいている。都会では感じられない静かな時の流れの中でゆっくりと本の扉を開けるひとときこそが、ここでしか体験できないおもてなしになると考える。
「書庫兎夢」には、小説の文庫本、漫画を中心に約4800冊の蔵書がおさめられている。ライブラリー「書庫 兎夢」の完成は念願だったという。2024年1月末にオープンする予定だったが、令和6年能登半島地震により、「滝亭」ならびに能登の姉妹館「日本の宿 のと楽」が被災。地震後に資材や工事業者の確保・手配が困難になったことで、予定から1年経ち、ようやく完成した。
本を館内に持ち出して、ラウンジや客室など好きな場所で読むことも可能。自然の風景を感じる建物を回遊するとそこかしこに本があって、おもむろに出会った本に時間を忘れて没頭できる。読書に浸れるブックライブラリーと自然が一体となった温泉宿を目指す。