2025年02月12日 18:59

メタウォーターは、上下水道インフラの維持管理にWeb3(DAO)を取り入れるプロジェクトを始動。2025年度から実証実験を開始する。
本サービスではDAOを用いて、上下水道インフラを中心に据えた地域コミュニティの組成を支援。フレームダブルオー社の「Clubs」と同社独自のリモートワーク用ツールを連携させることで実現する。DAOを活用することで、コミュニティ運営の多くの部分を自動化でき、上下水道インフラの効率的かつ持続的な維持管理が図れる。
まず住民向け講座を通じて、上下水道事業の現状や将来への課題などを住民と共有。持続的な水道事業の継続に向けた取り組みの必要性についての相互理解を深める。また、社会・地域貢献や「地域の水を守る」思いの強い人々、コミュニティを発掘し、DAOへの参画・協力を依頼。さらにDAOを通して、上下水道施設の維持管理に参加した住民が、参加の対価(≒モチベーション)となる インセンティブ(報酬)を調査・ヒアリングする。
本プロジェクトのねらいは、人口減少に起因する担い手不足と関係人口の増加への対応、地域防災の観点から「受援力」を高めること、「ウォーターPPP」へつなぐ準備。この3つを実現するためには、自治体と住民、地元の事業者などが共同で一つのコミュニティを形成し「地域の水を守る」思いを共有することがポイントになる。このような背景から、同社は上下水道インフラの持続的な維持管理を実現するために、本プロジェクトの推進を決定した。