2025年01月24日 19:44

フジ建設は、尾張旭市有志の消防職員で構成されている尾張旭市公認の自主研究グループ「ファイアーボーイ」へ、自社が所有する、解体予定の建物を提供。「玄関ドアの開放訓練」の場を設けた。

「玄関ドアの開放訓練」はドアの内側で起こっている火災から人命を救助するために必須のスキルとなるが、実際の扉を使用しての訓練機会は皆無。若手消防士たちが火災現場で初めて経験することが課題となっている。訓練当日は先輩消防士レクチャーのもと、座学で学んだことを活かしながら、実際の救助を想定したドアの開放訓練を行った。扉を使用した訓練では、バールなどの器具の使用方法、力加減等、座学では得られなかった感覚を身に着けることができた。

当日講師を行った消防士は、「家屋の中で起きている火災はドアを開けないと救助活動が行えない。ドア開放訓練の機会は若手消防士にとって本当にありがたい」と語っていた。またフジ建設の総務グループ・高山課長は「今後も、地域災害へ寄り添えるような体制を取っていきたい。建物の解体工事を安全に施工するだけでなく、このように有効活用できる機会を得られたことは喜ばしい」と語った。

フジ建設は、解体工事業、廃棄物処理業、道路清掃業を通して人々の生活と企業活動を支えることを使命としている。今後もこの世の中になくてはならない誇り高き仕事によって街を「きれい」にし、仲間、家族、顧客、そして地域の人々を笑顔にすることで「三方よし」の事業を構築していく。