2024年12月23日 15:34

GEM Partnersは、メディアを横断してエンタメブランドの真のリーチを比較・評価する新指標「リーチpt」をもとに、2024年に最も聴かれた音楽アーティスト、サービスを発表した。
その結果、最も聴かれた音楽アーティストの1位は、3万2445ptの「Mrs. GREEN APPLE」だった。2024年は配信限定シングルを7作リリースしたことも影響し、「定額制音楽配信」で7割近くを集めた。2位は3万448ptの「YOASOBI」がランクイン。1位、2位ともに3万pt超となり、3位以下を大きく離している。
特徴的なのは9位の「Snow Man」。サブスク解禁されている曲が少ないため、「定額制音楽配信」の割合が23%と、他アーティストに比べ圧倒的に低い。一方、15位の「Vaundy」は、「定額制音楽配信」割合が75%とTOP20内で最も高くなった。これまでにデジタルシングルを30曲以上もリリースするなど、積極的なデジタル展開がけん引していると推測される。
聴いた方法の内訳をサービス別、形態別などで詳しく見ると、Webサービスである「YouTube」が最も多く26万3896ptを記録。次いで定額制音楽配信の「Spotify」、同「Apple Music」が続く。特徴的な動きとして、「記録メディア」で「B’z」「ビートルズ」ら、チャネル横断ではTOP20入りしていないアーティストが入っている。いずれも活動歴が長く、CDなどの記録メディアを所有するファンが多いと考えられる。詳細はこちら。