2024年12月16日 16:18

iCEP PLASTICSリサイクルトータルコーディネートサービスは、大和ハウス工業の非住宅施設建設現場の廃プラスチックを着工から竣工まで時系列で把握する組成調査を実施。さらに、マテリアルリサイクル可能なプラスチックの選定を実施した。

建設業は廃プラスチックの排出量が多い産業であり、特に非住宅建設廃棄物は混合状態で排出されることが多く見受けられる。その結果、多くの廃プラスチックが焼却・埋立処分され、リサイクルへの取組みが進んでいないのが現状。

iCEP PLASTICSは、大栄環境・資源循環システムズ・八木熊・ユニアデックスの4社により動静脈企業が一体となった廃プラスチックのリサイクルトータルコーディネートサービスを提供している。このたび、大和ハウス工業との協働により、非住宅建設現場廃プラスチックのマテリアルリサイクル率向上に向けての取組みが実現した。

着工から竣工までに発生する廃プラスチックの組成を調査し、時系列で排出量と排出内容を確認。排出内容を踏まえ、品目ごとにマテリアルリサイクルの可否と、建設現場で活用可能な具体的な製造アイテムの検討を行った。その結果、リサイクル可能な対象品目は建設現場で利用される建設土木保安品等へのリサイクルが可能であることがわかった。

この結果を踏まえ、建設現場で利用できる再生材製品の試作などの建設現場と中間処理施設での分別・保管手順の整備などを実証。建設現場でのリサイクルループ構築を進めていく。