2024年12月10日 09:02

天郷醸造所は、国内で一番新しい酒蔵となる天郷(あまのさと)醸造所を福岡県・福智町に2025年5月に開業する。
福岡県福智町は、地域の魅力を活かしたまちづくりに力を注いでいる。福岡県を始め、国内、海外から、町の魅力と価値をより深く感じてもらい、滞在を促すための新たな取り組みとして、クラフトサケ醸造所誘致プロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトでは、上野焼や地元の特産物との相乗効果を生む拠点として期待されており、観光客と地域住民の交流を深める場となることを目指している。
福智町は、2006年に金田町・方城町・赤池町の3町が合併した、人口が2万1000人ほどの町。町名の由来にもなっている標高901メートルの福智山は、年間20万人を超える登山客が訪れる九州地方を代表する山のひとつ。産業の中心は、レモンや梨やいちごなどの果物のほか、米も特産品となっている。特に上野地区は「水源の森百選」のひとつである福智山の麓に位置し、福智山の水源林から湧き出る水に恵まれている。
代表取締役の中山雄介さんは、「この挑戦は、突発的で安易な動機ではなく、日本文化の継承と地方創生という深い志に基づいている。先祖から受け継いだ大地を舞台に、酒造りを通じて地域全体の魅力を日本全国、そして世界に向けて発信し、新たな価値を創出していきます。」とコメントしている。
天郷醸造所の所在地は、福岡県田川郡福智町1813。2025年5月に開業。