2024年11月27日 20:07

高山市は、11月16日に、岐阜県が推進する「ぎふ木育」の拠点「ぎふ木遊館」のサテライト施設「ひだ木遊館木っずテラス」が岐阜県高山市西之一色町にオープンし、披露式典を開催した。

ぎふ木遊館のサテライト施設は、中津川市に続いて2カ所目となる。市の所有する施設「飛騨高山・森のエコハウス」を改修し、内装や遊具に飛騨木材をふんだんに使用した地域の木育をけん引する役割を担う「木育施設」。延べ床面積約273平方メートル、総事業費約5750万円の3分の2を県、3分の1を高山市が負担し、子育て支援のNPO法人などで作る飛騨木遊館運営協議会が管理運営を行う。

屋根裏部屋のある木造2階建ての建物には、床に県産材を中心に取り入れ、地元の街と自然を意識した温かみのある木の空間を創出している。市街地から乗鞍岳に連なる高山の町並みをイメージし、1階を「街エリア」、2階を「里山エリア」、ロフト部分を「岳エリア」と3つのエリアに分けたデザインとなっている。高山祭の屋台を模したすべり台のある大型遊具や、朝市ごっこができるコーナー、ハンドルを動かして遊ぶ新穂高ロープウェイのミニチュアなど、飛騨高山らしさがあふれる約120種類の木製玩具で遊ぶことができる。

「ひだ木遊館木っずテラス」の入館料は、県民を対象に中学生まで無料、高校生以上300円。利用は、ウェブによる事前予約が優先。住所は岐阜県高山市西之一色町3-820-1。開館時間は10時~16時(休日は16時半まで)。

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