2024年11月22日 12:15

損害保険ジャパンは、ウェザーニューズの水道管凍結予報を活用し、北海道地域を対象として、水道管凍結被害の軽減に向けた実証実験を開始する。

近年、寒波の影響で気温が氷点下になる日が続き、水道管凍結による被害が深刻化している。また、凍結による水道管の破裂は、建物への水濡れ被害を引き起こし、壁や床の修理が必要となるケースも多く見られる。水濡れによる被害は、特に年末年始の時期で多く見られ、日常生活において顧客が困るケースも発生している。水道管の凍結は寒波に伴い、特定の条件下で発生するとされている。ウェザーニューズ社の予報を活用することで、顧客に水道管の凍結予報や対策の情報を、LINEによるコミュニケーションを活用して知らせ、顧客を守ることを目的に実証実験を実施する。

本実証実験は、北海道地域を対象として、11月下旬から2025年2月末までの約3カ月間実施。ウェザーニューズ社の気象情報と独自の予測技術を活用し、水道管凍結のリスクが高まるタイミングや被害が拡大しやすいタイミングで、顧客へ損保ジャパンLINE公式アカウントを通じて通知する。さらに、凍結防止に向けた具体的な対策情報を提供することで、被害の発生を未然に防ぐことを目指す。ウェザーニューズ社は気象情報を取得する観測ポイントが非常に多く、精度が高い予報情報を提供可能だ。

凍結予報情報は12月以降の発信を予定。

損保ジャパン