2024年11月22日 09:56

フォレスト出版は、11月21日以降順次、「死ぬまで使わない日本語」を発売する。

「鴆酒(ちんしゅ)」「猫の魚辞退(うおじたい)」「アハ体験」「竹夫人(ちくふじん)」「ぐりはま」「ブーバ/キキ効果」こうした言葉を日常的に使っている人はほとんどいないはず。日本語の語彙は非常に多いものの、私たちがふだん使う言葉はごくわずかで、多くは使われないまま眠っている。どんな大作家であろうと、あるいは辞書編纂者であろうと、間違いなく、すべての日本語を「使ったこと」がある人は存在しないはずだ。

本書ではこの種の、広辞苑に載っていたり、載っていなかったりするレアな日本語を425語収録し、多数のイメージと共に解説。知らない言葉を知ることは、驚きとともに思考や表現の幅を広げ、新しい扉を開くきっかけになるかもしれない。読者にはそんな興奮と、「私は使ったことあるよ!」というちょっとした優越感を味わってもらえる、そんな一冊だ。

本書はただ単に珍しい言葉とその意味を記しただけの「辞書」ではない。その字面や読みから感じる息吹や妖しさ、その熟語に隠されている歴史的な出来事や生物の不思議な生態、謎の名詞や形容詞から高貴な人々の生活様式、言語化しづらい謎現象、日本の失われた文化にも言及している。本書にまとめられた言葉の多くが、そうした解説の面白さを基準にピックアップされており、知らなかった言葉を知ることは、その言葉の周辺、あるいは裏にある世界の多面性や可能性を知ることにもつながる。

価格は1320円(税込)。発売日は11月21日(以降順次)。

書籍詳細